\期間限定の割引あり!お得な日帰り入浴はこちら/

美肌の基、草津温泉に隠された湯の花の秘密【貴重な採取体験は無料】

地蔵の湯の浴場

こんにちは、群馬県草津町在住の公太です。

・天下の名湯
・日本三大温泉
・日本三名泉

様々な名声を欲しいままにしている草津温泉には白い「湯の花」というものが入っています。草津温泉に入って見た人もいるかと思います。

しかし湯の花とは一体なんなのでしょう?そしてそれは僕たち湯浴みする人にとってどんな効果があるのか?

今日は万病に効き、湯治にも昔から利用されている草津温泉の「湯の花」について紹介します。

僕は三週間ほど草津の湯に毎日入っていたら肌に効果がでました。そしてそれは今も依然として安定継続中。

ちなみに湯花は入浴剤にもなっているのですが、一般人は無料のイベントに参加し採取することも可能。その辺についても付け加えてお伝えします。

美肌の基、草津温泉に隠された湯の花とは

泉水館の桐の湯

湯の花とはお湯に溶けない温泉の成分が結晶(固形化)したもので、その色や形は温泉によって様々です。強酸性で硫黄成分を含む草津温泉は美しい白色で、毎度目に見える訳ではありませんが、湯壺にちらちらと浮いていたり、底の方でそっと沈殿していたりします。

つまり温泉を形成する基となっているのは湯の花であり、恋以外のどんな病をも治す、万病に効く!と有名な草津の湯(医学的にも実証済み)には良質な湯の花がたくさん含まれているんです。

湯の花に触れるには温泉地へ行き湯浴みをすることですが、僕達一般の人はもっと身近なものとして触れることもできます。

なぜなら湯の花は販売されているからなんですね。

草津温泉街の中心にある湯畑には7本の湯樋が横たわっていて、その中を湧き出たお湯がざぶざぶと温かく通っているのですが、湯樋の中にある湯の花は固形・沈殿した後、二ヵ月に一回の割合で採取されています。

地中から溢れたお湯が湯樋を通る途中空気に冷やされて固まり、沈殿して採取、そしてそれを乾燥させ終えると湯の花は入浴剤として、草津温泉のお土産屋や旅館などで華やかに販売されるんです。

ただし商品化された『湯の花』は貴重で、自然湧出量日本一を誇り、毎分32,300ℓ以上(一般家庭の浴槽で約161杯分)を溢れさせている草津温泉でさえも、年間4000個くらいしか販売されません。

なので現地で本物の商品に出合えた人は強運の持ち主とも言えるでしょう。

湯の花の効果・効能

湯の花を含んだ草津の湯を浴び続けると、体にはたくさんの嬉しい症状が現れます。

単純に言えば先だって肌が綺麗になります。

代表的な事を言えば他にも、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷や糖尿病、冷え症対策や、心の内に潜むうつ病にも効きます。

草津温泉は一週間で五寸釘を溶かし、一円玉を一日で溶かしにかかる程の強酸性、そこから成る殺菌力を持っているので、にきびやアトピーなどの肌荒れに効果抜群!と言われているのは体験したら本当の事でした...

もちろんこれは体質によって合う合わない人がいるのですが、乾燥肌し過ぎることの無い肌を持つ僕にはとても合い、毎日温泉に入っていたら体ニキビが、三週間で嘘のように死滅して肌はつるつるになりました。

普段良く思いますが、肌を綺麗にしたくて病院やお店の商品を買って試している人が多くいるけれど、草津の湯の効果を実感しているこちらからすると、時間さえあれば、草津温泉の安い湯治宿で毎日3、4週間くらい温泉に入ったら一番安くて早いし、確実なんじゃないかな...と。こう考えてしまうんですよね。

どちらも最初は継続していくこと考えると、そのほうがよっぽど手っ取り早い気がしてしまう毎日。

会社員でそんな時間を確保するのはほぼ不可能ですが、それでも、大型連休とかの度に来て温泉に浸ったほうが、良いように思えてしまいます。

草津温泉は東京近辺から片道3000円で行けるし、湯治宿は一泊2000円くらい、やってやれないことは無いんじゃないでしょうか。

病気は治る上に温泉で癒される、個人的には美容院に通い詰めるよりはよっぽど幸せだと思いますね。

ちなみに草津温泉には湯治宿を紹介してくれる宿とかもあるんで、気楽に聞けるし探すのも楽。

ブランドの宿命?湯の花は買えるがこれに注意

先ほど『現地で本物の商品に出会えた人はラッキー』と言ったのは、実は湯の花が希少ブランドであることで紛い物が出回っているからです。そして一応通販でも買えるのですがそこでも偽物は出回っています。

なので現地でも、通販でも、湯の花を購入しようとしている人は気を付けてください。

本物は次のような写真の「丸い容器(以前は三角錐)」に入っていて、販売元が「群馬県草津町」となっており、配給は役場が行っています。

草津温泉観光協会より引用

町が自体が売っているような感覚で理解した方が良いかもですね。つまり販売店が記載されているのが偽物の湯の花なのでご注意を。

硫黄に石灰を混ぜた、香りや色を似せた重みも無い偽物は、買えばもちろん入浴剤として雰囲気は楽しめますが、草津温泉のお湯による、しっかりとした香りと効果の風情はないんじゃないでしょうか。

そうなると個人的にはあまり買う意味はなく、その辺のドラッグストアで好きな入浴剤を買うのと同じような気がします。

なので本物に巡り合いたいと思っている人ならば、草津温泉観光協会が発表している「こちら」のお店で買った方が安心。地元に住む僕がぱっと見た所、おそらくどこも湯畑から歩いて行ける場所にあります。

店頭では税込み1400円、お店によってはHPを設けて通販もやっていましたよ。

とは言えこれはあくまでこだわるならの話、自分が温泉をどう捉えているかだけですよね。

余談程度ですがなぜ偽物が横行するのかと言うと、それは湯の花が厚生省に薬品として認定されておらず、法的に薬でないものは他社が販売しても許されると...なんだか寂しいですがこんな感じです。

そして草津温泉の湯の花は酸性、鉄を錆びさすので追い炊き機能付きのお風呂では使用を勧めていません(使っている人もいますが調子が悪くなったと聞きました)、念のためご注意を。

【超貴重】無料で湯の花採取を体験

とてもとても希少な草津温泉の湯の花ですが、実はこれ、僕達一般人の誰もが無料で採取、持ち帰ることのできるイベントに参加できます。

『湯の花採取』と呼ばれる体験で、草津温泉の湯畑で年一回開催される、これまた超貴重な体験イベント。

参加人数に限りがありますが、先着した人のみが普段絶対入ることの無い湯畑に入り、温かい湯樋の前で、優しい硫黄に白く包まれながら湯の花を掬い上げられます。

袋に入れた湯の花をぎゅ~とじんわりしながら絞って、そこに残った100gほどの湯の花を嬉しそうに貰っていました。

2020年11月28日(土)に行われた第22回の定員は20名、コロナ後だったので少ない人数での開催でしたが、それでも湯畑は暖かく賑わって、朝から優しい気配がたくさん並べられました。

※再びですが、詳細は下記のインスタに載せました▼

草津温泉旅行で湯の花採取に行き当ったら、競争率は激しいかもですが、せっかくの機会なので参加することをお勧めします。

温泉旅行に大きな華が咲かせられるはずですよ。

参加方法は超簡単、先着に間に合うように受付時間に現地に行くだけ、持ち物は特に無し。白い湯花が跳ねるかもしれないので汚れても良い服装で行くのが無難です。

【草津温泉年1回のみの特別イベント】湯の花採取(第22回は2020年11月28日)

◼️当日9時 熱乃湯前受付
◼️10時 開始
◼️長靴・レインコート貸出あり
◼️定員20名
◼️イベントはおよそ1時間半〜2時間
◼️湯の花約100g持ち帰り
◼️誰でも参加可

まとめ

以上、湯の花は温泉の効果を発揮しているお湯の成分が固形化した、温泉の源とも言える物でした。

本当に貴重な湯の花は各温泉の効能や効果、色味や香りの結晶だと思います。

草津の湯の花は白いので、白濁湯を暖かく浮かべた湯壺はもう豪華絢爛の一言、個人的には柔らかな檜風呂で味わうのが得も言われぬ喜びですw

湯の花が多く浮かぶお湯に入るなら、白旗源泉を使った温泉宿や施設を目指すのが手っ取り早いですよ。

おすすめ:白旗源泉を使った日帰り温泉▼

白旗源泉ではないですが、檜の貸切風呂で白濁湯を味わうならココが最高【希少湯です】▼

草津温泉への交通費を比較▼

草津温泉湯畑の夜景