群馬県・草津温泉の千代の湯体験【噂以上】

千代の湯の外観

こんにちは。草津在住の公太です(^-^)

今日は草津温泉の無料共同浴場『千代の湯』に行って来たので紹介したいと思います。


草津温泉観光協会は観光客に3つの無料共同浴場紹介しています。

一つは白旗源泉の白旗の湯、一つは地蔵源泉の地蔵の湯、そして最後の一つが湯畑源泉の千代の湯。

実は、僕はこの三つの中で千代の湯をワザと最後に残していました。

理由は3つの無料共同浴場の中で、一番観光客が入りづらいような雰囲気を勝手に感じ取っていたからです。


そう思いながら今日は意を決して千代の湯を体験してきたのですが、実際行ってみたらあらら?

思っていた感じとは全く違いました。百聞は一見に如かずとはこのこと...。


そんな感じだったので、今回は千代の湯に行って最初から最後まで見て触れて感じた事を、包み隠さずここに書き記したいと思います。

色んな温泉を知って体験してみたいと思っている人は、参考までにご覧ください。

@nachonacho_bomberさん


千代の湯体験談

千代の湯の外観

まず肝心要の千代の湯はどこにあるのかと言うと、草津温泉でも有名な湯畑から北東(湯滝方面)に2分くらい歩いた所に、趣ある旅館に囲まれた状態でちょこんと建っていました(地図と住所は最後に載せまてあります)

そうです、湯畑の目と鼻の先なんですね。

営業時間は5:00~23:00、駐車場はありません。


前を通る道呂幅は車一台半くらいなので割と細く、周りには大きな老舗旅館の「松村屋や大阪屋」が目立つのですが、千代の湯も、温泉街の風情溢れる木造建物と言う意味では同じなので、もしかしたら周りとひっそり同化してしまい最初は分からないかもしれません。


千代の湯外観

千代の湯の外観

千代の湯自体は木造一階建ての建物で、三角屋根の壁が白の純和風と言うか江戸時代に出てくるような古風的な趣で、正面には遊び心で作ったような綺麗な水が流れる小さな庭園があり、入口横には待合用の小さな木製ベンチ椅子が右側に置かれていました。

建物自体は一軒家みたいなもので小さいのですが、昔ながらを思わせるその風貌は温泉と言うにふさわしく、「湯の代千」と右から左に書かれた重厚な木の看板が目に入り、特に湯の街の匂いを感じさせました。


左側には男女用のトイレもあります。


千代の湯の中通路

建物の丁度真ん中が入口になっていて、中に進むと正面には時間の湯の入口、右手には男湯の入口、左手には女湯の入口があります。

これら入口がある通路は、外の白く塗られた硬い壁とはまた違い、全て茶色の木造壁があらわになっていてそれはそれはとても見事な造りでした。

綺麗な木目が横から上から己を囲い込み、通路の中に入ると、一気に老舗旅館に入ったような柔らかな木造りの暖かみを感じられました。

個人的にはその雰囲気が心に落ち着き、特に気に入りました。

※時間湯については「時間湯とは?草津温泉の神髄が千代の湯で体験できる!」をご覧ください。


木壁に目をやると、千代の湯の営業時間、時間湯の利用についてのお知らせ、共同浴場のマナーなどが書いてあります。

千代の湯の時間湯のお知らせ
時間湯営業時間
千代の湯の時間湯のお知らせ

共同浴場は地元の方が無料で提供してくれているので、ありがたく頂戴する「もらい湯」の精神で頂きましょう。

むやみに騒いだり、散らかしたり、床を濡らさない様気をつけて使うとお互いが心地良いです。

浴場で人と顔を合わせたら挨拶もしましょう(気持ちよく笑顔で温泉に入れます)


千代の湯 内観(脱衣場)

千代の湯の時間湯の脱衣場
脱衣場

木製ガラス戸を横に引くとガラスの震えるが微かに聞こえるのが田舎町を感じさせホッとさせました。

扉をくぐると、すぐそこが玄関、そして右目の前が脱衣場になっています。

右側には二段になった木の下駄箱があるのでそこに靴やサンダルを入れます。

下駄箱の上には共同浴場には珍しく年季の入った鏡もありました。古民家臭が鏡越しにも漂います。


脱衣場にはロッカーがあり数は五人分、脱衣場自体は狭くそこに居られる人数は多くて二人程と言った感じです。

浅草の下町にあるような「小さな銭湯の脱衣場のようなイメージ」とでも言いましょうか、昭和っぽくて懐かしい匂いがする脱衣場で、若干和みを飲み込みながら服を脱ぎました。

ロッカーは木製の扉が無いオープンタイプで、横に長方形の形をしていてかなり大きめです。

一つの枠の中に二人分くらいの荷物を入れることもできるくらい余裕がありました。

更にロッカーの天板にも荷物を置けるし、すごく使いやすかった印象を大きく受けました。

これは良い荷物置場ですね。


千代の湯浴場

千代の湯が白旗の湯や地蔵の湯と大きく違うのは、浴場と脱衣場が扉で分かれている点でした。

上半分が透明、下半分が曇りガラスで出来た扉で分かれているので、浴場のお湯が脱衣場に飛ぶ恐れがありません。

なので他の二つの共同浴場のように、そこまでお湯が跳ねることについて神経質になる必要は無いのが良いと思います。

ただし浴場と脱衣場が扉で分かれているので、貴重品の管理だけは気を付けましょう。

浴場は真隣で、浴場と脱衣場はお互いが上半分見える状態ですが、心配で気になってしまうならば、貴重品を置いてきた方が確実に安全だし、ゆっくり温泉に浸かれると思います。


浴室はこういった造りなので、浴場へ行く時は体を拭き上げるタオル持って行きましょう。

体を拭かずに出て来て、床を濡らしては皆いい気はしないので。


中にはシャンプー・石鹸などはありません(草津温泉は強酸性だから必要なし)


千代の湯 内観(浴場)

千代の湯浴場内

ガラスでできた引戸を引いて浴場へ入ります。中には一人ぼうずの先客が居て、浴槽前に静かに鎮座してました(修行僧かと思った)

中へ入ると浴場内は狭いため、暖かい温泉臭のする空気がむわっといい感じに閉じ込められていました。

温泉気分が刺激されます。


浴場全体の大きさは4m×3mくらい、浴槽とかけ湯をする場所の大きさはこの半々ぐらい。

床の造りは浴槽内も含めて全て石造り、大小様々な大きさの石を固めて作ったもので、足の裏に適度な石のごつごつした肌触りを感じる事ができます。

全く持って気持ち良いので安心して下さい。


千代の湯浴場内

その石が床上40㎝くらいの所まで張り上げてあり、そこから上は全て温もりある木壁になっていました。

天井の高さは2.2mくらい、右奥の一部が5mくらい高々と吹き抜けていて、そこへ外から太陽の光がそっと優しく差しこんでいます。

そこでは外から差し込む光が舞い上がる湯気の形をよりあらわにし、目にもハッキリ伺えるのですが、個人的にはそれがまた綺麗で、得も言われぬ幻想的な景色にも感じられました。

解放感もありましたね。

千代の湯浴場内の吹抜け
木漏れ日の様に入る吹抜けの光


東壁には正方形に近い窓が五つ、西側の壁には1.8mくらいの高さに照明が二つあり、浴場内を柔らかなオレンジ色の光でほどよく照らしてくれています。

ただ浴場自体が少し小さいためか、灯りをつけないと少し暗くも感じました。

手桶は三つ、桶が二つ、風呂椅子は二つあります。


浴槽は長方形で、手前に10㎝幅くらいの木の縁があり、その他周りは全て石造りになって囲まれています。

湯口は道路側に一つ付いていて、かなりの勢いで温泉を轟轟と注いでいて、まるでプールに注がれる水の如くが勢いでした。

また湯口から勢いよく落ちた温泉は、湯面からもくもくと湯気を上げ温泉らしさも同時に見て感じられました。

反対側には温度計も付いていて湯温を確認することもできます。

温泉を排出する口は浴槽底にあるので、100%源泉かけ流しであることも見て分かりました。


千代の湯の浴槽に入れる人数は多くても四人程度、なのでかなり小さく収まっています。

とは言え、足を伸ばす広さは十分に確保されているので、一度入ってしまえばゆっくりすることは十分可能です。

浴槽内の深さはおよそ60㎝で、腰を下ろせば喉元くらいの深さまで湯面がきました。

丁度よい感じでしたね。

お子様だと座るのは難しいと思います。


肝心のお湯は

千代の湯浴場内

重要なお湯についてなのですが、う~っすら、ほんとうに気持~ち濁って白濁していました。

そしてその薄く濁った見た目通り、少し滑り気が感じられました。

なので、一度浴槽に入ってしまえば一瞬で肌にまとわりつくので、つるつる感を全身で味わうことができます。個人的には滑り気が強い温泉は好きなので、嬉しい限りでした。


肌へのお湯の当たりは少しピリッとしましたが、特に不快だとか、そういう気にはなりません。

どちらかと言えば、その微かに感じる刺激こそが気持ち良く、落ち着いて入っていられるような感じだと思います。

ただ今日入った千代の湯がたまたま48度だったので、とにかく熱くて、それが痛いといった印象が強かったですね。

なので長くても一回に三分くらいしか入っていられず、出たり入ったりを細かく繰り返しました(ぼうずが鎮座してた理由もハッキリ分かりました)

この辺はどこも日によって変わるので致し方ないと思ってすぐ諦めましたね。

お湯の温度が熱い時は、手桶を使って何回も頭からかけ湯をすると慣れやすくなります。

と言うか、熱いと感じるお湯に入るならば慣れるまでかけた方が体にも良いです。

熱い湯に一気に入ると逆に体に悪いので気を付けてください。


千代の湯に引かれた湯畑源泉の匂いに関しては、皆さんご存知の通り硫黄臭がハッキリと感じられます。

ただ千代の湯の匂いは、深く嗅いでみるとエグ味のような鉄分をもろに感じさせるような匂いは無く、ちょっと柔らかいと言うか薄いと言うか、硫黄臭に少し滑らかさを与えたような香りでした。

なので地蔵の湯ほど、鼻の奥に刺激を感じませんでしたね。心地の良い温泉のいい匂いです。

まぁ、意識して嗅がなければ普通に硫黄の匂いに感じると思います。


それに伴ってか、温泉の味も酸っぱいのですが他の源泉より滑らかと言った感じでした。

口を窄めるような酸っぱさとかではなく、刺すような酸味を消して刺激を弱くした上で舌触りを柔らかくしたような味。

表現が難しいのですが、このような印象がありました。


総合すると、温泉の温度は熱いし確かに肌に刺激があったけど、湯の当たり自体は心地良いと思いました。


今回はかなり湯温が高く熱かったので、こまめに出たり入ったりをしていたんですが、床まで石造りだったのは千代のが初めてだったので、「ゆっくり休めるかな~」と言う不安が実は初めにありました。

と言うのも、白旗の湯も地蔵の湯も、床までが全て木造りで、途中途中安心して座って休んでいられたからです。

つまり、僕はけっこう長湯するタイプなので、床上に腰を下ろしていると「お尻が痛くてきついんじゃないかなぁ」と想像した訳です。


でも、実際石造りの床に腰を下ろして休んでみたら、全くそんなことありませんでした。

ごつごつした石は特に痛みを与えることも無く、むしろそのゴツゴツが逆に良い刺激となってゆっくり座って休むことができました。

また小さい吹き抜けではありましたが、そこに差し込んでくる太陽の光りは森に差し込む木漏れ日のように優しく綺麗に見て取れたので、ボーっとゆっくり体を休めながら落ち着くこともできました。

小さな空間にいるせいか、集中して景色が際立って見えたように感じましたね。


なので小さい浴場ではありましたが、思った以上に居心地が良いと感じたのが正直な所です。


実は冒頭に話した「入りづらい雰囲気」と言うのは、この「浴場の大きさ」と「石造り」を懸念してたからなんです。

所がどっこい。

そんな心配は全くの杞憂に終わりました。


千代の湯の客層と混み具合

とは言え浴槽には四人くらいしか入れない共同浴場なので、行っても混んでて入れないんじゃないの?と心配になる人もいるかと思います。

なので参考までに、僕が行った時に来た人の人数と客層を書いておきます。

一つの参考にしてください▼

※僕が行ったのは2020年7月1日(水) 11:30~12:40


  • 人数 6人
  • 客層 40~70歳のおじさん3人 + 小さなお子様を2人連れた若い30代のお父さん。 計6人(全て観光客)

こんな感じで、1時間10分の間に来たのはたった6人だけで、かなり空き空きの状態でした。

しかも今回はお湯が熱かったせいもあり1人10分くらいしかいませんでした。


小さなお子様二人は熱すぎて入らずに帰っちゃったので、正味お湯に入ったのは3人ですね。

せっかく来たのにかわいそうだったなぁ...


土日や繁忙期には当然ムラが出ますが、基本的に共同浴場は11:30~13:00が人が少ないのでゆっくり過ごせることが多いです。

ただ地元の人に聞いた話では、繁忙期は辞めたほうがイイとのこと。


千代の湯周辺の宿泊施設

せっかく草津温泉に来たのだから「泊まりで遊んで帰りたい!」と言う人も多いかと思います。

なので一つだけですが、今日紹介している千代の湯近くにある旅館を載せておきます。


【薬師の湯 湯元館】

湯元館の入口

湯畑から千代の湯に行く道を入ったすぐ右側にあり、「湯畑・千代の湯」両方が目の前なった三階建ての老舗和風旅館。

昔ながらの趣がある造りで、湯畑源泉掛け流しの温泉を楽しめるようです。

部屋はすべて和室(8室)で、貸切風呂は宿泊者は無料で楽しめるとのこと。

撮天風呂はないようですが、湯畑の目の前で「部屋からの景色は最高、早めの到着にも対応してもらえた」と口コミにありました。


ただ好立地である故、人が多い所なので静けさは時によって破られるかもしれません。

定員さんは丁寧な対応で好印象との声が目立っています。

住所 群馬県吾妻郡草津町草津366(湯畑目の前)
駐車場 20台(一部屋根付き有)無料
温泉(湯畑源泉) 殿方風呂1・婦人風呂1・貸切風呂1
チェックイン 午後3時より
チェックアウト 午前10時まで
日帰り入浴あり 800円/大人一名  
貸切風呂(1時間) 1200円/大人一名
日帰り休憩プランあり(13時から~) 貸切風呂利用料込み 客室休憩貸ゆかた、タオル付
公式サイト http://www.kusatsu-yumotokan.co.jp/


じゃらん

楽天:草津温泉 薬師の湯 湯元館


施設情報を含む、千代の湯まとめ

それでは今日の千代の湯に関する情報をまとめます▼

千代の湯は
  • 湯畑から北東(湯滝方面)に歩いて2分
  • 昔ながらの趣ある木造一階建てで、正面には小さな庭園、トイレ、待合のベンチがある
  • 脱衣場と浴場は別々で、ガラス扉にて仕切られている(貴重の管理には気を付けよう)
  • 脱衣場には下駄箱と広いロッカーが5個
  • 浴槽は1つ、ゆっくり入れるのは全部で4人程度
  • 必要な物は小タオル一枚のみ
  • シャンプー・石鹸などは無く、使う事も出来るが強酸性だから特にいらない
  • 温泉はう~っすら白濁していてぬめり気がある(肌つるつる)
  • 営業時間は5:00~23:00
  • 空いている時間は11:30~13:00のお昼時
  • もちろん無料

今日は草津温泉の無料共同浴場「千代の湯」を紹介しましたがどうだったでしょうか。


千代の湯は、草津温泉観光協会が紹介する三つの共同浴場の中でも、一番簡素な造りでこぢんまりとしながらも、入りやすく利用しやすい共同浴場でした。

それはやはり、他の二つの共同浴場よりも飾り気はなく小さな浴場で、人が少ないという事が大きく影響しているのかなと思います。

外からの見た目は年季が入っていて、浴場は小さく、建物も少し素通りされやすい場所にある事が逆に混み合うこと無くしているんだろうなと感じました...。


でも千代の湯の良さは、その控えめな佇まいの中に実はあることが体験してみてハッキリと分かりました。

草津温泉と言う日本三名泉を石造りの浴槽に入れ、誰にも邪魔されることのない、小さな別荘のような落ち着きやすい大きさのお風呂を観光客でも気張らず味わえる。

そして、お互いが特に会話をしなくても、家族で一緒にお風呂に入るような心地よい「距離」を感じられる共同浴場なんだな、と強く思いました。


だから、千代の湯みたいな「ある意味家庭的な共同浴場」は、逆に穴場で、当たりが多いのかもしれません。

草津には無料共同浴場が19ヶ所あります。

この先また、千代の湯みたいな家庭的で居心地の良いお風呂に出会えると思うと、楽しみが増えます。

本当に今日は良い経験ができました。


【千代の湯】

※スマホの人は横にして見ると見やすいです▼

住所 群馬県吾妻郡草津町大字草津367−4 (湯畑から歩いて2分)
駐車場 無し
営業時間 5:00~23:00
料金 無料
時間湯あり 無料(詳細は下記)
清掃時間 上記営業時間内(正確には記載無し)
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症
禁忌症 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般的に病勢進行中の疾患、皮膚、粘膜の過敏な人(特に鉱泉過症の人)
最低限必要な物 小タオル
周辺宿泊施設(一例) 薬師の湯 湯元館
HP 草津温泉観光協会サイト
忘れ物の問合せ

草津町温泉課(0279-88-7182)

草津町交番(0279-88-2100)

※上記は2020年7月1日現在のもの


草津温泉のタウンマップ(草津温泉観光協会)
タウンマップ(草津温泉観光協会)
千代の湯の外観
千代の湯の時間湯入口
時間湯入口
千代の湯の男湯入口
男湯
千代の湯の女湯入口
女湯
千代の湯営業時間

今日の千代の湯は以上になります。どうもありがとうございましたm(_ _)m

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