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【蒸したてあり・ばら売り110円】本家ちちやで上品に楽しむ草津温泉饅頭

ちちや湯畑店の外観

こんにちは、群馬県草津町在住の公太です。
温泉と甘い物が大好きです。

先日、草津温泉にある饅頭屋さんの中から、本家ちちやの饅頭を選んで食べてみました。

ちちやは草津温泉でもかなり有名な饅頭屋さん、草津へ来れば、お土産として買って行く人もたくさんいるかと思います。

ですが温泉饅頭屋さんがひしめくこの温泉地で、本当においしいのかどうか気になったことはないでしょうか。

実際どこで買ってもそんな大差ないんじゃないの?と考える人も少なくないと思います。

おいしいかどうかは好みによって変わるという話もありますが、それは一旦置いといて、どこの饅頭にも一応特徴というものはありますよね。

そこで今日は湯畑近くに住む僕が、草津温泉にある数多の温泉饅頭から「本家ちちやの饅頭」を紹介したいと思います。

ばら売りがあり一個から味合わうことが簡単にできるので、気に入れば、この温泉饅頭片手にぶらぶらと草津を楽しめますよ。

【基本情報】本家ちちやの草津温泉饅頭【蒸したて・ばら売りあり】

本家ちちやの外観

本家ちちやは、観光の中心地である湯畑付近に三店舗を構える老舗の饅頭屋さんで、草津旅行のお土産や、蒸したての温泉饅頭を食べれるお店として皆から重宝されています。

ばら売りもあって茶饅頭110円、白饅頭130円となっています。

販売数・鮮度・水にこだわったちちやでは、『茶と白の二種類の饅頭』をその日売る分だけ造り(保存は3、4日)、製造に使う水には草津高原の水をアルカリイオン水にして使用しているそう。

製造方法やあずきにもこだわっている草津温泉街のブランド店です、と、こう言ったことはどこの販売店でも言ってそうなことですよねw

個人的に感じるのは二種類の少ない饅頭で味の精度をなるべく高め、三店舗で買いやすく、ばら売りで味を試しやすくしているのが特徴かなぁと思います。

後、湯畑店は21時まで営業していて他店よりも長く空いているのが地味に目立ちます。

ばら売りされた蒸したての饅頭を食べる事ができるのは湯畑店で、こちらは草津温泉でも有名な湯畑目の前と大変立地良し、温泉街をぶらぶらと温かく散歩する間にぱくぱくと饅頭を甘く頬張れます。

お茶必須ですね。

茶饅頭は見た目にも甘い黒糖生地で、こし餡の中に小粒のあずきをぽつぽつと散らし、白饅頭はふっくらとした弾力を持つ皮に滑らかな栗を入れ、その回りを、強い甘さのこし餡で上品に覆っていました。

蒸したては白まんじゅう(二色まんじゅう)のみ食べれました。
特に土日祝は白い湯気に人だかりができているのですぐ目につきます。

店舗は本店・湯畑店・高原ルート店の3つで、バウムクーヘンも扱っていました。

本店はバスターミナルから湯畑に続く中央通り沿いにあって、高原ルート店は湯畑から徒歩10分ほどの所に鎮座、こちらは唯一の駐車場付きと、車持ちにとって嬉しい店構えです。

では実際どんな饅頭が味わえるのでしょうか?実食した感想が次です。

本家ちちやの饅頭を食べた感想

本家ちちやの饅頭

湯畑店でばら売りを買うと、蒸したて以外では透明に包装されたお饅頭を渡してもらえます。
茶饅頭110円、白饅頭130円。

蒸したては明るい内に湯畑店に行けば買うことができ、店頭にある四角い蒸し器からもくもくと、甘く香ってきそうな白い湯気を柔らかく上げているのがいつも見えます。

透明な包み紙の中に入った饅頭(蒸したてではない)は、外から見ても分かる程しっとりとした張り付きを表にぴたりと見せています。

包み紙の外からでも分かるくらいの甘さを仄かにふわんと匂わせ、その砂糖のような趣が口内に唾液をじわりと出させます。

饅頭を手にした指先に、今にも崩れ落ちそうな弾力をぷにぷにと細く押し返して、柔らかい綿のようでした。

茶まんじゅう

茶饅頭を開けると、皮の表面が水水しく紙に強く引っ張られるので、丁寧にそれを分かれさせながら封の外へと出しました。

開けている途中から砂糖の香りがふわりと大きく漏れ、それが鼻から頭へするすると昇ります。

強い饅頭の香りは周囲を軽く漂って、柔らかい丸を小さく空に描く様でした。どうやら黒糖生地のようです。

赤子のような肌をした饅頭を指に纏わり付かせながらそっと二つに割ってみると、ぷつぷつと細かい穴がある薄い皮の中に、きめ細やかなつぶ餡が、浅黒い様子で甘く詰まっています。

餡の中に更に小さな小豆がぽつぽつと点在していますね。

饅頭を口に含んでみると、香りを裏切るようなあっさりとした甘さが口内に薄く広がっていきました。

薄めの皮が頬の傍で溶けて、きめ細かいつぶ餡とさらりと消えた後、鼻と喉の間では、甘い餡の香りがうっすらと行き来しているのが分かりました。

意外とあっさりとした茶饅頭はとても食べやすく、ぱくぱくと食べてしまいたくなるような激しい誘いを、甘い内に勢いよく受けました。

白まんじゅう(二色あんまんじゅう)

次に白い饅頭(二色あんまんじゅうと呼ばれる)を割ってみると、ふっくらとした白い肌の中に、粒を含まないこし餡がぎっしりと詰められ、その中心に、薄黄色い栗が柔らかい表情で入っています。

硬い表情の一切ないこれまたきめ細やかな栗は、朧気な黒に丸く囲まれていました。

白き皮と黒き餡の境目を餡が制し、白い皮をぼんやりとした黒で染めています。

饅頭を口に放り込むと、柔らかい皮が口内で滑らかに溶け、噛んでいるうちに、左の頬に栗が、右の頬には餡が、ハッキリと分かれて行くのを感じられました。

栗は奥の方にほろ苦い、風流ともいえるような上品な風味をふんわりと浮かべ、鼻と喉の間から、コーヒー豆のように緩やかな余韻と動きで意識にするりと昇ります。

こし餡は随分と強い甘味を舌に重く乗せてきました。

やがて餡の濃い甘味は、栗のほろ苦さと上手く混じり合い、互いを押しやることなく平衡して進む滑らかさを、口の中に穏やかに広げます。

どちらかと言えば白饅頭の方が味わい深い質の人に合っている気がします。

深く沈んでいる余韻を掬い上げてじっくり楽しむ、上品な和菓子に感じました。

後、蒸したてを食べられるのは白まんじゅうのみになる訳ですが、蒸したては甘味が少し抑えられていて、中に入っている栗も、より餡と自然に混ざり溶け合い、舌にたやすく吸収されるようでした。

噛んでいると餡の甘味の少し後から、あっさりとした栗の香りがふわりと奥から手前に流れてくるような、全体的に滑らかで優し気な姿だったと思います。

人によって餡が濃いし高いと思うかもしれませんが、まぁ普通にうまいです。間違いないと言った感じ。

なによりしっとりするちちやの饅頭は、掴んだ指先に感じた皮が唾液を誘い出すくらい、艶艶しい印象の物でした。

蒸したてを買う際の際の支払い方法は現金のみ(130円)でした。

店舗情報含むまとめ

では本家ちちやをまとめて本記事を終わりにします。

  • 本家ちちやで購入できるのは、黒糖生地の茶饅頭(つぶあん)・白饅頭(こしあん)の二種類と、バウムクーヘン
  • 饅頭はバラで購入可、食べ歩き可、蒸したてが食べられる(蒸したては湯畑店で)
  • 店舗は湯畑を中心に三店舗で、駐車場があるのは高原ルート店のみ
  • 消味期限は4日
  • 茶まんじゅう110円、白まんじゅう130円
  • 一番遅くまでやっている「湯畑店」は21時までと遅くまで営業

草津温泉にある本家ちちやの饅頭は、ふっくらとした厚い皮、しっとりした肌感を強く持つものでした。

包み紙の外から見ても艶っぽく、透明な包みにぴたぴたと薄くつく様子や、持つ指に張り付いてくる感じを見ているだけでじわじわと、食欲を表す唾液が出てきます。

個人的には、餡の強い甘味の中に、奥深い栗のほろ苦さを細く感じられる白饅頭が好きで、足湯に浸かりながら温かいお茶を片手に食べられたら幸せな時間を過ごせるなぁと思いました。後、仮にこれをお土産でもらったらけっこう嬉しいかも。

一人で食べてもおいしいですが、身を寄せられる人と一緒にぱくりと食べれば最高かもしれません。

【本家ちちや】

住所 湯畑店(蒸したて) 群馬県吾妻郡草津町草津114(湯畑店目の前)
本店 群馬県吾妻郡草津町草津89(湯畑店から徒歩1分)
高原ルート店 群馬県吾妻郡草津町草津453-2(湯畑から徒歩10分・駐車場あり)
営業時間 湯畑店 8~21時
本店・高原ルート店 8~18時
公式サイト 本家ちちや
電話番号 0279-88-2031
備考 ばら売りあり、蒸したてあり(湯畑店)、消味期限は製造日を含め4日、通販なし
ちちや湯畑店の外観
湯畑店

他二店舗は「こちら

ちちや本店
本店
本家ちちや 高原ルート店
高原ルート店

▼商品の一部、湯畑セット(茶・白三個ずつ)と言うのも810円でありました。

本家ちちやの饅頭

温泉饅頭は草津温泉と同じ群馬県にある、渋川伊香保が発祥です➡「温泉まんじゅうとは?発祥の地や由来と歴史&茶色い理由も!(温泉部)」

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湯けむり亭の外観

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