静かな時に心を傾けられる、地蔵の湯まえ足湯【群馬県草津温泉】

地蔵の湯まえ足湯の外観

こんにちは。草津温泉ヘビーユーザーの公太です(´ー`)

今日は閑散とした場所で「今」を感じる地蔵の湯まえ足湯を紹介します。


草津温泉は日本三名泉とも言われ、一般にはライトアップが印象的な湯畑が有名です。

ここへは、土日や連休ともなればとても多くの人が各地から訪れ、風情ある温泉街の風景や、上質な草津温泉を楽しむ姿を良く見かけることができます。

なので湯畑と言う所は、足湯でさえ時期によってはかなり込み合ってしまうんですよ。


そんな時、もっと静かに過ごしたい人に持って来いの場所が「地蔵の湯まえ足湯」

草津の深い緑や風情ある温泉宿がありながら、更に無料の足湯や温泉がある「閑散とした温泉場」です。

僕は自分の経験からこの場所が、精神的に落ち着いて過ごすならば、湯畑よりもこっちの方が実は良いと思いました。


なので今日は、僕の体験を通して地蔵の湯まえ足湯を一つ紹介したいと思います。

※最後には地図や場所など詳しい位置情報も載せておきます。



地蔵の湯まえ足湯はどこにある?

地蔵の湯まえ足湯は、草津温泉の湯畑から東へ歩いて5分ほどの無料共同浴場「地蔵の湯前」にあります。

少し細い坂道を下るように歩くので、選ぶ道によっては雪が積もる冬頃は湯畑からちょっとだけ行きにくいかもしれません(とは言え、2分くらい回り道をすれば何の苦も無く辿り着けます)


地蔵の湯まえ足湯の周りには、その他にも「地蔵源泉」や目洗い地蔵と呼ばれる「地蔵堂」、「旅館たむら」などの宿泊施設はもちろん「緑」なども溢れているので、他にも楽しい時間を過ごせます。

ただ地蔵の湯の周りはお店が無いので、行く際はコンビニで飲み物一本買って行くと落ち着いて時をゆっくり過ごせると思います。

と言っても湯畑はすぐそこですが(笑)

地蔵源泉
地蔵源泉


地蔵の湯まえ足湯の雰囲気

地蔵の湯まえ足湯 外観
地蔵の湯まえ足湯

足湯は淡いグレーのタイル石が敷き詰められた敷地の中にポツンとあります。

屋根を四方にふきおろし、壁がなく太い丸柱だけの東屋で、風情を感じさせながら温泉街にしっとり溶け込んでいました。

真ん中を小さく吹き抜けさせた三角屋根で、縦の細かい木線を出すデザインがあり、新しく今時ながらも、全て木造りの暖かいぬくもりを感じさせ落ち着いています。

屋根があるので雨の日でも楽しめますね。


地蔵の湯まえ足湯

足湯は約3.5m×2.5mの段が付いた石枠の中に、長方形の木製ベンチを設置し、その内側を足湯としています。

足湯自体は3m×2mくらい。座れるのはおよそ12人で、詰めても16人が限度と言ったところ。

まあまあ座れます。

木製ベンチは角材を繋ぎ合わせて作ったシンプルなもので、ここでは自然な木目と木の凸凹が浮かび上がっており、手で触ると不揃いの木目が掌に心地良いベンチでした。


地蔵の湯まえ足湯 
木製のぬくもりあるベンチ椅子

真ん中には、座る時や立ち上がる時に掴めるような、腰高くらいの手摺のような物が付いていて、それが真ん中半分に足湯を縦に切り分けています。

これによって意外と対面の緊張感が薄れます。


石造りの源泉の湯口が一つと、使った足湯を常時排出する口が一つあり「泉質主義」の草津温泉がここでありあり伺えました(草津温泉は100%源泉かけ流し)

そして、この石造りの湯口から流れ落ちる源泉の音は特に控え目で、「チョロロロロ」と連続した音と、不揃いな大きさの水玉が「ピチャッ...ピチャッ」と落ちる水滴の音は耳に心地良く響き、落ち着きをそっと運んできます。

これには思わず耳を奪われ聞き入ってしまいました。

地蔵の湯まえ足湯 湯口


僕が来た時に居た人はカップル2人、静かに足湯に浸かっていました。

安心して気持ちよさそうな顔をしています。

と言うか足湯に浸かりに来る人は、自然と口を忘れたように静かになる人が多い気がします。

足湯というものは、五感を研ぎ澄ますための催眠術みたいなもので、人の心を深く穏やかにする不思議な力があるのではないかと僕は思っています(温泉も)


足湯の浴槽は、側面壁が正しい四角形の綺麗なタイル石で、底面は平ら、プールの塗られた底を感じさせる緑色と、つるつるした見た目がありました。

かなり足裏には優しそうですね。


足湯に触れて

では足湯に足を入れてみます。

草津の湯は熱いと言われているので、僕は慣れているとは言えそっと足を浸けてみました。


いざ足湯に足を入れてみると、思いのほか「ぬる気持ち良い」感じがしました。

でも、これはかなり長湯ができそう。そしていつまでもゆるい気持ちで入っていられそう...。


とは言えこれは僕の感覚であり、実際の湯温は39度か40度ほどかと思われます。

僕は毎日42、3度くらいの温泉に入っているので「少しぬるいかな?」と感じましたが、足湯に来る人はほとんどが熱いと言っていました。

つまりぬるくないので安心してください。あと日によって温度も変わります。

実際他の日にも入っていますが、42度くらいの時もありますし、熱いのが好みの人は「湯口の目の前」が特に熱さを直に感じることができます。

地蔵の湯まえ足湯 


足湯は無色透明でキラキラと光っていて肌触りもサラッとしています。

肌へ当たる湯は一切の強い刺激は無いので、柔らかくもあり優しいと言った印象。

ず~っと入っていられるし、入っていればいともたやすくホッとできます。

これには地蔵源泉らしさを特に強く深々と感じました。

※湯面は25㎝くらいの高さで、ふくらはぎの半分当たりと言った感じ。


ちなみに草津温泉は6つの源泉からできていて、この地蔵の湯はその内の一つである「地蔵源泉」を使っています。

この地蔵源泉は、他の源泉と比べ肌への当たりが良いとして、多くの人からも人気があるんですね。

なので熱さや刺激に弱い人は、地蔵源泉を使った温泉に入るといいかもしれません。

すぐ隣には源泉が湧き出る「地蔵源泉」があるので、ブクブクと煮え湧きあがる不思議な源泉の様子を見ることもできます。


足湯からは草津温泉の印象的な硫黄臭が下から上へと香り、それが自然と吹く風によって、強くなったり弱くなったりしながら鼻を楽しませ、頭をも楽しませてくれました。

これがけっこういいもので、適度な強弱の刺激が鼻を突き、温泉気分を一向に破りません。

居れば居るほどどんどん鼻が利くようになり楽しめました。

幸せです...。

こういった外で吹く風によって、温泉の匂いに飽きることがなく楽しめるのも、外にある足湯の醍醐味と僕は感じています。


地蔵の湯まえ足湯
温泉によって白くなる木も味がある

足湯に入れた足の裏では、綺麗に慣らされた浴槽底が細かくザラザラとしていて、ゆるめな刺激が気持ちいいです。

強い当たりはなく、足の裏で擦ると適度に気持ちいいと言った感じ。

思わず足を浴槽底へスリスリしてしまいました。


そうこうしている内に、体が芯からぐんぐん温まっていきました。

そのまま更にゆっくりしていると、だらんと下げた両手に温かい湯気の温もりを感じられ、温泉気分は更にゆっくりと高まりました。

足湯はサンダルか下駄で行くのと後処理が楽なので一番良いです。

ハンカチや小さいタオル一枚あると便利だと思います。

椅子を濡らすと次の人が座りづらいと思うので、そこだけ配慮してあげるとほっこり優しい気持ちになれますよ(∩´∀`)∩


地蔵の湯まえ足湯にはどんな人たちがどれくらい来る?

僕が地蔵の湯まえ足湯に居たのは6月27日(日)の11:30~13:30のおよそ2時間。

この時にどんな人達がどれくらい来たのかと言うと、カップルや友達同士、夫婦・家族連れや老夫婦など色々な年齢の人が来ました。

今日は特に若い人達が多かったですね(湯畑を見た感じも若い人が多かった)

いつもここを見ていると、確かにここへ来る人の年齢はまばらで、今の所偏りはありません。

そしてうるさく騒ぐ人もいません。


これも閑散を纏った周りの雰囲気や、小さな目洗い地蔵と呼ばれる地蔵堂の影響かもしれないですね。

地蔵源泉後ろには目洗い地蔵がありますが、地蔵温泉は大変「眼に良い」とされています。

その影響から草津町には眼科というものがありません。

温泉を直接目に入れるとヒリヒリするので、温泉を浸けたタオルを目の上に当てると良いです。

目洗い地蔵の名の由来は、その昔眼病を患っていた徳兵衛という方が、夢に現れた地蔵菩薩の仰るとおりにこの湯で目を洗った所、眼病が癒えたことからその名がつけられたそうです。

ホテル一井(いちい)スタッフブログより


足湯を楽しみに来た人数は「2時間で大体20人も行かない程度

常に足湯に20人くらい入っている湯畑と比べると、天地ほどの差があります。

足湯に浸っている人は常に2、3人ほどしかいません。

なので、少数だからものすごく静かに足湯を楽しめる場所なんですね。

特に11:30~13:00の間は人が少ないので、ゆっくりしたい人はお昼を気持ちずらしてこの時間に来ると良いでしょう。

日によっては足湯を独り占めに出来る時間が与えられるかもしれません。

※僕は頻繁に一人の時間を楽しめました。


地蔵の湯まえ足湯のベンチ椅子

この足湯に腰かけていると、他人様の色々な話が嫌味無く自然な感じで耳に入ります。

「フリーランスってどうなの?」と、儚い興味を感じさせるようなカップルの会話、足を浸け「あったか~い」と笑って喜ぶ子供の弾んだ言葉、「お父さんも湯畑行きたい」と言う子供らしくもかわいい父親の強い願望のような想い、あの車はもう乗らないの?と間を埋めるように雑談をする若者。

ありきたりだけれど色々な日常の会話が、少しづつ平和に流れてそっと耳に聞こえてきます。

それも自然と頭に入ってはするりと出ていくような、全く違和感のない不思議な感覚がありました。


地蔵の湯まえ足湯の個人的な楽しみ方

地蔵の湯まえ足湯は長方形の形で、それぞれの角に丸い柱が立っていますが、個人的にはその太い丸柱前に座ると一段と気持ちいいです。

それも「南東の道路側」がおススメ。

というのも、足湯に浸かりながら何かにもたれ掛かることができるのは、丸柱がある場所だけだからです。

足湯に入ってるいると、体の底からじわじわと温められるので気持ち良くなった挙句、ゆるり眠くなることがあります。

そうした時、柱があると体をすんなり預けられるのでものすごく便利。

何かに寄りかかりながらゆっくり浸かるお湯は最高に気持ちいいですよ。うとうとした溶ける世界で静寂を感じ、極上気分を味わえます。


地蔵の湯まえ足湯 

またこの位置からだと地蔵の湯や、その隣にある旅館たむら、地蔵源泉から小さな地蔵堂まで、全て木造りの暖かな建物を丸ごと望めます。

贅沢だし、木の優しさやそのこだわった造りまで風流を感じられるので、気分もなんだか落ち着きやすい感じがしました。


そのまま後頭部を柱に付け、右後ろ上側を見るように頭を倒せば、風流を感じさせる手の凝った木造屋根の裏側と、青く澄んだ草津の空を二つに分けて見る事ができました。

左目には優しくも正しく木が並べた美しい屋根、右目には真っ青に塗られた上に、無造作に白を落としたような雲の綺麗な青空が半々に映りこみます。

この半分づつ望める景色が絶景且つ贅沢で、落ち着きと安らぎを一緒に与えてくれます。

これは心地良すぎてかなり参りました。


更に肌を撫でるように優しく通り過ぎる風が、適度に体温を調整し、気分はゆりかごの中にいるようで楽でした。

この時、手に触れるベンチ椅子の無造作な木目も、手に心地よい記憶をうっすら残しています。

地蔵の湯まえ足湯の軒下
足湯から上の眺めた時の風景


こうしてボーっと過ごしていると、更に耳が強く研ぎ澄まされていきます。

周りで鳴る全ての音が頭の中に「するり、するり」とより容易く入ってきます。


それは風に揺られた細かい葉っぱと葉っぱがサラサラと擦れあったり、カラスの「カァ、カァ、カァ、カァ」と鳴く声、あたりに美しく響く鶯の鳴き、夏の風情が強まったことを感じさせる虫の音や蛙の声が、一つ一つ完全に分けて聞こえた感じでした。

それ以外に無機質なものもあります。

隣の建物から聞こえる換気扇の「ゴォォォォ」という小さな音、道行く車のタイヤが転がりアスファルトにジャリッっと擦れる音、ドアを開け閉めする「ガチャ、バタン」という音。

全て落ち着いて選んで聞いたような鮮明さで、それぞれを心でゆっくり探るように聞けるんですよね。うるさいような気分はこれっぽっちもなく...。

自然がもたらすもので、先が読めないのも風流な感じがしました。


場所自体が湯畑から気持ち離れ静かというのもありますが、人も建物も湯畑に比べ少ないので、鳥や虫の声が本当に良く響き渡ります。

それが心に鋭く研いだ集中をもたらし、信じられない落ち着きを当たり前のように運んで来てくれるんです。


これは百聞は一見に如かずだし、個人的にとても不思議な感覚ではあるけれど、胸が優しくも深く落ちるような気分を得られました。

地蔵の湯まえ足湯


目の前の無料温泉が気になるけどどうなの?

目の前には無料温泉を提供している「共同浴場」があるので、どうしても目に入るし、気になると思います。

結論を先に言ってしまえば、この温泉は全身で浸かれば、今まで触ったことのないような肌になるくらいつるつるになります。

僕が入った時はヌルりとした白濁の湯でした。

浴槽は小さいので5人くらいしか浸かれませんが、人は少ないのでゆっくりできますよ(お昼頃が空いている)

詳しい事はこちらの記事で詳しく書いたのでどうぞ参考にしてください⇒「「全身つるっつる!草津温泉・地蔵の湯を紹介」」

地蔵の湯まえ足湯まとめ

地蔵の湯まえ足湯

と言うことで、今日紹介した「地蔵の湯まえ足湯」をまとめます▼

地蔵の湯まえ足湯
  • 場所は湯畑から東へ徒歩5分の「地蔵の湯の前」
  • 周りにはお店はなく、閑散としているので静か(飲み物は湯畑で)
  • あるのは地蔵源泉・小さな寺・旅館たむら
  • 足湯は無色透明でサラサラ、湯当たりはとても柔らかい
  • 一度に入れる人数は12人程度(詰めれば16人くらい)
  • 日曜日でも人は少なく、来る人数は2時間で20人程度
  • 11:30~13:00が空いている
  • 自然の音が良く響き落ち着いているので、心に優しを与えてくれる


今日は地蔵の湯まえ足湯を紹介しましたがどうだったでしょうか。


僕がこの足湯を体験して思ったのは「聴覚を研ぎ澄ませる場所」だと言う事。

湯畑と比べても人が少ないこの場所は、恐ろしいほど静かで、ハッキリと自分の周りで鳴っている音を心の内側で感じることができました。

それは風が空を切る音や、葉が互いに擦れ合う音、山の鳥や虫の音、隣で流れ落ちる源泉の滴、たまに通る車のタイヤの音やドアを開けたり閉めたりする音、旅館の換気扇や人の話声だったりと、無機質から有機質まで色々あります。


ただ悪戯に鳴って聞こえているというより、音の振動や奥底の中身まで見えてくるような感覚で、例えば家族の話声ならその「心情」までが簡単に手に取るように分かります。

「お父さんも湯畑に行きたい」と優しく子供にかける声に含まれた強い気持ち、「私はまだここに居たい」と言う混じり気のない子供の直線的な言葉の内側などが、そばで聞いていて自然と裏側奥まで見えるような感覚がありました。


そして、様々に聞こえる音を一つ一つ、慎重にハッキリ聞くことができる自分の集中力の気配さえも聞き取れました。

それに気づいた時には「なんて静かな場所があるんだろう...」と強い幸せに落ちたように感動したのを覚えています。

その時に確信したんです。

この場所が凄いのは、耳と心が恐ろしく研ぎ澄まされてることなんだって。

今自分に聞こえているものに気づき「確認できる場所」なのだと...。


自分自身、あまりこう感じることのない「聴覚からの発見」で驚きましたが、間違いありません。

腑に落ちています。

ですので、『静けさ』と言う面では非常に優れているし、良く言う温泉で心身を癒す「湯治」は正にここにあると僕自身では言えます。

お店がないので買物にはちと不便かもしれませんが、湯畑は目と鼻の先、心を芯から落ち着けたい人が来る場所のような気がします。


足湯は24時間無料なので、草津に来たら一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

まだ自分が知らない「新しい気配」に気づくことができるかもしれません。


【地蔵の湯まえ足湯】

※スマホの人は画面を横にすると見やすいです▼

住所 群馬県吾妻郡草津町草津299
営業時間 24時間
料金 無料
TEL 0279880800
効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症
おススメ時間帯 11:30~13:00
アクセス方法 自動車・電車・バス各種
HP 草津温泉観光協会サイト

注意点

(11月下旬~4月上旬)

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草津タウンマップ
タウンマップ(草津温泉観光協会)

草津温泉バスターミナルからの行き方を撮ったものです▼


地蔵の湯周辺には旅館などもあります。

忙しい日常を過ごしている人で落ち着いた時間を過ごしたい人は、この辺に泊まれば心の底から休めると思います。

この情報も、こちらの記事の最後の方で簡単に紹介してあります⇒「全身つるっつる!草津温泉・地蔵の湯を紹介

旅館たむら
旅館たむら


地蔵の湯まえ足湯は以上です。どうもありがとうございましたm(_ _)m



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