こんにちは。草津在住の公太です(^-^)。
草津温泉を開拓する毎日を送っています。
先日、草津温泉の大露天風呂である西の河原露天風呂を体験してきました。
草津温泉と言えば『泉質主義の日本三大温泉』で有名ですが、どうせ入るならその中でも、大きく静かなお風呂に入りたいものですよね。
せっかく癒されに行ったのにがやがやしていて、田舎の音の静けさや香り、景色など感じるものが雑音交じりではちょっと残念に思えます。
そんな時静かな自然を感じながらもゆっくりできるのが西の河原露天風呂。
今日は実際体験して、静寂な印象を強く残したこの日帰り温泉を紹介したいと思います。
目次
そもそも西の河原露天風呂とは?

西の河原露天風呂は群馬県草津温泉にある、湯畑から北西に歩いて15分ほどの、西の河原公園内にある「大露天風呂」です。
大きな大きな露天風呂には、草津の深い緑と青い空が目と鼻に差すようにたっぷりとあり、更には川の流れを耳に掴みながら体を温めることができます。
源泉は強酸性の万代鉱を使っているので殺菌力は抜群。
肌荒れを綺麗に落ち着かせ、すべすべ肌を手に入れたい人には良い湯です。
また金曜日限定ですが、草津温泉でも珍しい『混浴』を行っている露天風呂でもあるので、カップルや夫婦、その他家族みんな一緒になって楽しむ事もできるのが西の河原露天風呂なのです。
※住所等詳しいことは最後の『まとめ』に書いてあります。
西の河原露天風呂で特別に味わえる事

西の河原露天風呂では、恐ろしいほどの自然や風流をたっぷりと感じらます。
その中に実際身を置いた所、僕は特に次の事を強く感じて味わうことができました。
嫌と言うほど心地よい風をたっぷりと浴びれる
先程も行った通り、西の河原露天風呂はとんでもない面積を誇る大露天風呂です。
露天風呂の大きさは『男女合わせて500㎡』もあり、そこで眺める景色は、伽藍堂を胸に落とすように突き抜けて広がっているので、火照った体には風が良く感じられます。
夏でも涼しい草津では、この風が心地良く肌を優しく撫で、じっとりと温まった体を冷ましてくれるんです。
そのそよ風を頭から浴びる感覚は、得も言われぬほど気持ち良いものでした。
ちなみに500㎡は畳300枚分の広さ。
心に入ってくる静寂な環境が落ち着きをもたらす
西の河原露天風呂はとても人気がある場所であり、また多くの人が訪れますが、有り余るほど大きい露天風呂では、人の話し声も全て自然が飲み込んでくれるので深い静寂が強く守られます。
そのしんとした中で特に耳に響くのは、いつまでも源泉が風呂に流れ落ちる音や川が山を下る音。
高い湯樋からじゃばじゃばと流れ落ちたり岩の隙間からじょぼじょぼと流れる落ちてくる暖かな源泉の音は、360度にある自然の絵を切り取りながらも耳にするりと入り、癒しを胸に置いてくれます。
目を閉じればその音はより一層意識を釘刺してれるので、胸の内から見惚れたようでした。
それがまた柔らかな温泉の景色を頭の中に、凛とした格好で描けたことを強く感じました。
僕が行った時西の河原露天風呂はかなり空いていました。
この日は2020年8月2日の日曜日でしたが、お風呂にいたのは多くても15人程。
19時30分くらいからは多くて6人。お陰で静かな時間をたくさん手にすることができました。
営業時間
西の河原露天風呂は時期によって開始時間が変わります▼
9:00~20:00時(最終入館は19:30まで)
上記時間は7月1日から閉館を1時間延長したものです(混浴も同様)
いつまで延長されているかは記載されていないので、閉店前など微妙な時間に訪れる時は公式HPを確認してください。
公式HP➡草津温泉 西の河原露天風呂
混浴の営業時間
17:30~20:30(最終受付は20:00まで)
※7月24日、8月14日は特定除外日なので入れません。これ注意です。

混浴はどこでどうやって入るの?料金は?

西の河原露天風呂で楽しむ混浴は、男女ともに『湯あみ着』と言われる水着のような物を借りて着て入ります。
水着を持って行っても構いませんが、温泉で金属部分が変色する可能性があるので、持って行く水着は選ぶ必要があると思います。
場所はこの時間だけ男湯を混浴風呂として使います。
女湯と男湯は浴場内に設けられた扉一枚で出入りできるようになっているので、この日だけはこの専用扉が使われるようです。
※混浴自体は無料
- 男性無料
- 大人女性 400円
女性も水着持参なら入浴料だけで済みます。
お子様の湯あみ着は無いから絶対持ってくるようにしましょう。
ほんとに小さいお子様は裸でOKのようです。
※ちなみにこの時間の女湯はそのまま女湯として使えますよ~。
入湯などの各種料金
- 大人 600円 中学生~
- 子供 300円 3歳~小学生まで
障がい者は通常料金の半額
※「障がい者手帳」の提示が必要(コピー不可)
回数券はありませんが条件次第で割引などはできます(後述)
※支払いは現金かPayPayのみでした。
オリジナルフェイスタオル : 320円
オリジナルバスタオル : 1,350円
100円/1回
有料ロッカーは大きいので、複数人いる場合は貴重品だけまとめて入れて、後はそれぞれ無料ロッカーを使うと節約になりますよ。
異性と来た場合も片方が預かってまとめて入れちゃった方が良いと思います...。
※貴重品ロッカーは無料(返却式)もあり!場所は脱衣場へ入る前にあります。節約したい人はこっちを使いましょう!
飲み物は自販機で買う他、飲むヨーグルトが200円(期間限定料金)で販売されていました。
西の河原露天風呂にレストランやお土産コーナー、畳敷の休憩所などはありませんでした。
入湯料金をお得にする方法(使い方次第)
西の河原露天風呂の利用料金は600円とそこまで高くも無いですが、「ちょいな三湯めぐり手形」と言う絵はがきを買って使えばお得に入ることも可能です。
これは1600円で『三つのお湯』に入れるのですが、使い方次第でお特となります。僕はこれを使って温泉に入りました。
詳しくは➡「御座之湯ってどんな所?料金や雰囲気を詳しく紹介【体験談】」で説明してあるので良かったらご覧ください。

スタンプを貯めると温泉名人と称えられる『完湯認定証』が、最後に利用した日帰り温泉施設からもらえます▼

この認定証をもらうと何か割引されるとかの特典は特にありませんが、温泉好きとしては温泉名人と言われると何となく嬉しいものですね。
僕は「今日西の河原露天風呂に入れば認定証が貰えるのか~」と頭に浮かべていたら、向かう道中は何だかわくわくものでした。
上記記事内には書いてませんが、草津温泉にはYUKATA de 割引と言うのもあります。
浴衣を着て行けば料金が安くなりますよ▼
大人600円→500円 子供300円→250円
駐車場

西の河原露天風呂には歩いて約10分の所に『天狗山第一駐車場と言う無料駐車場』があります。
車で来る人がほとんどだと思うのでここを使いましょう。
300台止められる大きな駐車場なので、埋まって止められないという事はあまりないと思います。
湯畑から駐車場は歩いて20分くらいはかかります。
湯畑から離れるのが嫌な人は湯畑側の有料駐車場を利用しましょう。
利用の際の注意点
西の河原露天風呂には洗い場がありません。
なので、入る前に掛け湯して温泉に入り、温泉で体をじっくりと温めたら後は出るだけになります。
草津温泉はそもそも殺菌力が強い源泉なので頭や体を洗うことは不要なんですね。
また、寝転がって休めるような場所が無いので、くったりと寝ることが出来ないのもある意味西の河原露天風呂の特徴かと思います。
「ちょいな三湯めぐり手形」で行ける温泉の一つなので、中には御座之湯や大滝乃湯のように畳敷きの大広間があるのかと思う人もいるかと思いますが、木のベンチ椅子に座って休憩するくらいのものなので注意してください。
まぁ、僕としては便利過ぎない普通な感じも自然で良いと思いますが...。
ドライヤーも無いので女性は気を付けましょう。
不用意に頭を濡らすと後々めんどくさいと思います。
西の河原露天風呂 体験談

ここからは、僕が体験した西の河原露天風呂を鮮明に伝えるため中の様子を細かく書きます。
行く行かないを考える一つの判断材料としてご覧ください。

山を下る涼し気な川と、温かい源泉が流れる川の湯が入り混じった自然の景色を目に吸い込みながら歩くと、西の河原露天風呂へ着きました。
深い緑を着込んだ大きな丸山を背後に持つ入口は、すでに大自然の口をぽっかりと開けているような景色を胸に映し、期待をざわざわと煽ってくれます。

石畳になった道を進んで行くと、木の暖かみと柔らかさを感じさせる、屋根を四方に吹き下ろした東屋の受付がありました。
そこで受付をさっと済ませて、自然を足裏に残す硬い石段登れば脱衣場へと辿り着けます。
向かって右が男湯、左が女湯ですね。
脱衣場も受付と同じく柔軟な木の温もりが感じられる三角屋根の木造りで、入った瞬間から自然の香りをどっさりと頭へ落としてくれました。
外の空気が入り込む脱衣場は、吹き込んでくる深い緑の香りと合わさり心の底から落ち着きます。

玄関には左右に大きな下駄箱があり、そこで靴を脱いで脱衣場に上がります。
ちなみに個別に分かれた鍵付きの下駄箱はありません。
すのこから脱衣場へ上がれば、ふんだんな落ち着きを持つ木の感触が足にそっと運ばれます。

脱衣場は十分な広さと天井の高さがあり、圧迫するような窮屈な感じは全くありません。
ロッカーは正面と右側の二つに分かれ、正面側は露天風呂からも目に付くので多少の安心感があります。
右手のロッカーは有料ロッカー前で荷物のやりとりが楽。
有料ロッカーは約30㎝×40㎝の長方形で、リュックサック一つくらいは簡単に入るくらいの大きさと深さで、数は45個ありました。
木製の無料ロッカーも約40㎝×40㎝くらいあり広々としているので、荷物の出し入れは非常にしやすいです。

服を脱いで小さいタオルを一枚手に持ち露天風呂へ出ると、丸山を後ろに置いたおそろしく巨大なお風呂が迎えてくれました。
空にはよく晴れた青が広がり、湯樋から流れる温泉の音と川の音、そして湯面からふわふわと立ち上る湯けむりが、目にわくわくと温もりを一瞬にして落としました。
露天風呂は外の壁を木製の板張りの壁で守り、浴槽をごつごつとした表情の岩で縁取ってから、浴槽の底を様々な大きさの岩を固め合わせて作ってありました。
湯面には太陽の光が燦燦と照り、夏の海に落ちる太陽の影みたいなものを浮かべて、きらきらと輝いていました。
それはまるで光りが当たって動く竜のうろこの様に綺麗でもありました。
また強く碧がかった湯面は、湯樋の近くや動く人の周りで、肉の柔らかを感じさせるように穏やかな波の波紋をそっと広げています。
二つある出入口の横にはそれぞれ掛け湯があって、どっしりとした木槽と、がっしりとした石造りの石槽でできていました。
プラスチックの手桶を使い、そこで綺麗に体の汚れを流し落としてから露天風呂へ入ります。
かけ湯はけっこうぬるい...
露天風呂の中に足をそっと運ぶと、自然を生で踏むようなざらざらとした岩の感触を、足の裏に心地よく掴めます。
それはまっ平までとは行かぬものですが、底面のでこぼこが気持ち良くて、たちまち朗らかな気分にさせました。
立ち上がる湯気を肩で切り、足に重みを感じながら碧の泉をずんずん奥に進みます。
あまりに広い露天風呂なので奥に行くにもすぐには辿り着けません。
それぐらい遠く押し広がっているのです。
どこもかしこも腰を下ろせて、迷う様に座れる露天風呂を奥の方に入っていけば、浴槽底の少し上に腰を下ろせる石の椅子が岩の縁沿いに何個か置いてあったり、湯面と同等程度の高さになった、木造りでお尻に柔らかい不規則な形の腰掛け場が、風呂の真ん中に置いてあるのを目にできました。
1番奥には、露天風呂の形に沿う様に屋根付きの東屋があって、そこでまたほっとしながら休むことができるようになっています。
様々な濃淡を見せるでこぼこを持った岩をしばらく眺めました。
そして背中が優しく落ち着く様な岩の面を見つけたら、そこに腰を下ろしつつ、そっと心も沈めました。

西の河原露天風呂では万代鉱源泉を使っています。
草津には西の河原源泉と言うものがありますが、すぐ上流に万代鉱源泉があるため、西の河原露天風呂は万代鉱なんですよね。
西の河原露天風呂のお湯はおよそ41℃
かなりちょうど良い熱さで、じわじわと、そしてゆっくりと体を底から温めることが叶いました。
もちろんこれは日によったり、広すぎる露天風呂なので場所によって感じる湯温は変わります。
なので、ぬるいと感じれば熱いお湯が落ちる湯樋の近くに行ったり、熱いと感じればそこから離れてみたり、自分が一番気持ち良く感じられる場所を見つけて下さい。
西の河原露天風呂ではそれもまた一興なのです。
体の力を徐々に手放すようにそっと腰を落としました。
肌に感じるお湯は少しぴりぴりとした刺激を持って、強酸性をほんのりと感じさせてくれました。
ただ草津温泉としては湯温が低いので、それでも特に痛くは無く、当たりの優しいお湯といった印象。
なのでまるで眠りに着くように、ゆったりとお湯の柔らかさを肌で楽しむことができました。
腰を下ろせば湯面は鎖骨あたりにそっと落ち着き、圧迫感はありません。
これもちょうど良いですね。
温泉の香りはほとんど無臭に近く、鼻で飲みこむようにぐっと強く吸い込んでみても残るものは微かで、透明感あるほんのりとした硫黄の香りでした。
輝き揺れる無色透明なお湯を両手に抱えてから、指先でじっくりとその手触りを確かめました。
お湯はほんの少しだけうっすらとした滑りを持っていました。
それは些細なもので、温泉に浸かった肌や手の甲を意識しながらすっと撫でれば分かるくらいのものです。
それでも一度その感触を掴んでしまえば、撫でる度につるんとした柔らかな表面を掌に捉えることができると感じました。
流れ落ちる源泉を舌先にそっと乗せると、草津温泉らしい酸味が口内に広がります。
万代鉱らしい強く凋落させるような酸味で持って、頬の肉を引っ張るようでした。
それでも味の奥深くにはえぐみのような嫌なものは特に無く、とても簡素で、真っ直ぐな酸っぱさだと僕はこの時受け取っています。
顔にぱしゃっとお湯を遣ればこの酸味がした先に乗り、そのたんびに草津温泉を感じられ幸せを心持ちました。
熱心にそのようなお湯へ心を傾けている間に、いつの間にか体はすっかり暖かな熱をいっぱいに帯びていました。
温もりを宿した頭の上には、また特に自然の風景が髪を濡らすようにしっとりと落ちたので、落ち着きも易々とお訪れました。
湯面からぽっかり出た顔には、山や木々の隙間からするり抜けた風が、何度も何度も頬を涼しく撫でてくれます。
幾度となく行われた優しい気持ちのそれは、頭の中にある雑で余計な物も運び出して、どこか遠くに消し去りました。
百聞は一見に如かずでこの感覚は味わって見ないと分かりませんが、この時の僕は、とにかく幸せな気分になりました。

【火照った体を休めるおすすめな場所】
西の河原露天風呂は大露天風呂なので、熱くなった体を休められる場所も色々と好きに選べます。
僕が特に好んで体を預けたのが、屋根のついた東屋の下と、露天風呂真ん中あたりに設けられた木製の小島のような腰掛け場です。
細長い東屋の下では、立った時にちょうどお尻を乗せる事ができる高さに腰をかけて休憩する事ができます。
柔らかい木で作られた場所では、しっとりと温泉の露を残した体を足だけ浸けて休める事も、完全に全身を上がらせてだらんと休める事もできました。
腰掛ける木の幅はそんなに太くはないですが、四角の柱に背中をぴったりと付けて、片足を伸ばしゆっくりするのがかなり心地良いです。
持ってきたタオルをお尻に敷けば、より力を抜き楽に座っていられました。
艶っぽくなった肌の上ではずいぶんと涼しい風が走る様子も感じ取れました。
そうしていると優しげな夏の風は、夏の空に置いた洗濯物をさっと乾かすように体も簡単に乾かします。
風に滴を拭き取られからりと乾ききった体を持つと、奥底に落ちた体の熱を更に深々と感じられます。
その体が風に撫でられて特に心地よく、ぼんやりとした意識と体の上で眺める深い山の緑と、優しい茶色の屋根から切れた夏の真っ青な空がそれを更に押し進めました。
この時きらきらと波を立たせた湯面は、そのまま太陽の光りを東屋の屋根裏や柱に映して、ゆらゆら揺れ動く輝きを持って見惚れさせもしました。
そして真ん中に浮かぶ小島のような場所では、ごろんと寝転びながら、しっとりとした面持ちで天を仰ぐ事も叶いました。
そこは寝転んだ場所の上に露天風呂の湯面がちょうど乗っかるような感じになっています。
そこが温泉施設で言う「寝床湯」のようになっていて気持ちよく楽しめました。
一度ごろんと寝転べば、後頭部からかかとまで、後ろ一面に西の河原露天風呂を温かく感じる事ができました。
そこで目をそっと閉じれば、深い緑が鼻先に宿り、風に揺れかさかさと言う葉の擦れる音や、ばしゃばしゃと温泉が流れ落ちるお湯の音が、様々な音色で持って自然に耳を喜ばせます。
その中で仰向けになった体には風の布団が優しくふぁさっとかけられました。
するといとも簡単にすとんと意識を失う事ができます。
それもまたとろんとするような温泉の温もりに強い拍車をかけてくれたので、とことんこの時間を楽しむことができました。
僕はこの場所とこの風景から得られるそっとした感覚が好きで、ここに一番の時間と心を傾けて温泉を堪能しました。
※脱衣場には外の自然を眺められるテラスのような場所もあり、椅子に腰かけられます▼

ちなみに、平成27年5月30日に大型リニューアルもされているので清潔感もあり、気持的にも使いやすかったです。
一味違う夜の景色

時間の流れと共に明るかった日が沈み、更に宵時も過ぎて闇が落ちると、西の河原露天風呂はライトアップされます。
夜に入る西の河原露天風呂もそれはそれは妖艶で綺麗な景色でした。
夜になり、柔らかな色の灯りが灯ると、立ち上がる湯気の姿がありありと見えるようになります。
くっきりとしたそれはまるで手に取れるようです。
広さゆえに立ち上る湯けむりは、辺り一面の景色をすっぽり覆い被せるほどの量でもって、全てを朧気に映して魅せます。
朧気が支配する露天風呂は、全ての形が完全にぼやけて溶けるような優しい物になり、まるでお色直しをしたかのようでした。
朧月の中にいるような世界の後ろには、青く照らされた大きな丸山が闇をそこだけ裂いているかのよう。
幻想以上に幻想的な風景を眺めながら入る温泉は、夜が下がると共に湯温も下げるので、更にいつまでも入り続けていられるものに変わりもします。
人も履け明かりも履けた温泉は、夜を持ってますます静寂を守り、耳に新たな湯樋の露をするりと落とし胸を落ち着かせてくれました。
このように夜に来れば夜に来たで、またしっとりとした艶っぽい時間を楽しめましたね。
西の河原露天風呂の周辺宿泊施設は何がある?
西の河原公園は湯畑から徒歩15分ほどなので、喧騒から離れている立地上、かなり静かに過ごせると思います。
中にはそんな場所に泊まりたいと思う人もいるんじゃないでしょうか。
「草津ホテル」は、創業大正二年と老舗中の老舗。
珍しい西の河原源泉を提供している草津でも数少ないホテルです。
当初から建物とおもてなしの趣を、今なお大切に残しているホテルなので、宿泊ホテルの候補として載せておきます。
草津ホテルは『Go To トラベル キャンペーン』対象ホテルなので宿泊費が大幅にカットできます。
また、温泉街にはあまりない、一人での宿泊予約がネットでも行えるホテルでもあります。
【草津ホテル】
※スマホの人は横にして見ると見やすいです▼
住所 | 群馬県吾妻郡草津町草津479(西の河原公園の入口横) |
部屋数 | 44室 |
駐車場 | 無料 |
温泉(西の河原源泉) | 琥珀の湯・賽泉の湯(男女入れ替え制) |
チェックイン | 14:00~21:00 |
チェックアウト | 10:00 |
送迎あり | 草津温泉バスターミナル 8:40~17:00 |
日帰り入浴あり | 800円/大人一名 13:00~17:00 |
貸切風呂 | 1500円/大人一名(宿泊者以外の料金)・1100円/45分(宿泊者) |
公式サイト | http://www.kusatsu-yumotokan.co.jp/ |
注意点 | 昔ながらの木造なので遮音性は高くない |
※西の河原源泉を引いてる宿泊施設は草津でもわずか6軒しかありません。



施設情報を含む、西の河原露天風呂まとめ
ということで、施設情報含め今日の西の河原露天風呂をまとめます▼
- 湯畑から歩いて15分程の露天風呂専門の日帰り温泉施設
- 大露天風呂と言われる男女合わせて500㎡の広さが特徴で、解放感抜群
- 草津温泉でも珍しい混浴が体験できる(毎週金曜日限定)
- 大きな無料駐車場があり足を運びやすい
- 大人600円、子供300円で入浴可
※スマホの人は横にして見ると見やすいです▼
住所 | 群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3 (湯畑からは歩いて約15分) |
駐車場 | 無料(天狗山第一駐車場 300台) |
料金 |
大人 600円 中学生~ 子供 300円(3歳~小学生まで) 障碍者割引有➡通常の半額 |
営業時間 |
4/1~11/30 7~21時(最終入館は20:30) 12/1~3/31 9~20時(最終入館は19:30) 混浴(金曜日限定)➡17:30~20:30(最終受付は20:00) |
源泉 | 万代鉱源泉(酸性塩化物硫酸塩温泉) |
PH(水素イオン指数) | 1.5(酸性)殺菌・ピーリング効果 |
効能 | 神経痛、関節痛、うちみ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など |
販売あり | タオル・飲み物 |
設備 | 無料ロッカー(鍵付きあり)・中型のロッカーは有料(¥100)・トイレ |
その他 | 全館禁煙・刺青(タトゥー)可 |
HP | 草津温泉 西の河原露天風呂 |
TEL | 0279-88-6167 |
※上記は2020年8月2日現在のもの

無料駐車場▼(実際歩くと10分近くかかります)

今日は日本三大温泉でもある草津温泉の「西の河原露天風呂」を紹介しましたがどうだったでしょうか。
西の河原露天風呂を体験して強く印象に残ったのは、やはり大自然を体で飲み込んだような静けさによる落ち着きでした。
露天風呂内で火照った体には、草津の濃い緑と空の青を含んだ、涼しい風が優しく肌をそっと撫でます。
肌の上を泳ぐように通り抜ける柔らかな風は、温泉の温かさや透き通った肌と共に、胸へしんとした静寂も与え日頃の疲れも癒してくれました。
これは、360度を地球の息で囲んだ露天風呂である西の河原露天風呂ならではだと思います。
昼の顔、夜の顔も印象が違うこの大露天風呂は、また足を運びたいと思えるような素敵な温泉でした。
今日の西の河原露天風呂は以上です。どうもありがとうございましたm(_ _)m
7:00~21:00(最終入館は20:30まで)