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草津温泉 田島屋旅館の温泉饅頭を食べ歩く【5種類/50円~】

田島屋の温泉饅頭

こんにちは、群馬県草津町在住の公太です。
草津温泉街で手軽に食べれるおいしい食べ物を日々探しています。

天下の名湯と呼ばれる群馬県の草津温泉では、有名な温泉地であると共にお土産の定番である温泉饅頭も人気があります。

温泉饅頭の激戦区とも言われお店の数や種類も様々、週末にもなれば色んな所の色んな店に人だかりを見かけます。

今日は5種類もの温泉饅頭を豊富に販売する田島屋の温泉饅頭を詳しく紹介。

選り取り見取りの温泉饅頭が50円からと安く売られているので、食いしん坊で食べ歩きが好きな人は必見です。

【実食】田島屋旅館の温泉饅頭を食べ歩く【5種類/50円~】

田島屋の外観

田島屋は草津温泉の中心街から徒歩3分の所にある温泉旅館。

お土産店も営んでいて、100円でばら売りの温泉饅頭が5種類ある。

5種類とは、普通の粒餡(治太郎まんじゅう)、くりあん、くるみあん、よもぎこしあん、この4つと、形がいびつな「はね出しまんじゅう」で計5つ。しかもはね出しまんじゅうは50円の激安。

うん、食べ歩きの強い味方。そんな訳で実食してみました。

治太郎まんじゅう(じたろうまんじゅう)

治太郎まんじゅう

封を開けて手に取ってみるとそれなりの弾力がふわんふわんとあってコッペパンのよう。そっと指が押し返される。崩れる気配がないのですっと手になじむようだった。

皮にしとやかさが若干あって触れる皮がぱたぱたと軽く鳴る。

特に香りが漂わなかったので鼻をそっと近づけてみると、まんじゅうの淡くて甘い香りが細くするすると入ってくるよう。

治太郎まんじゅう

ぱっくりと真ん中で割ると、密度の薄い幅広の皮に粒餡が黒くごろりと入っていた。茶の断面から顔を出したぷつぷつとした大きな穴で、蒸しパンのような朗らかさを連想してしまう。

口にそっと含めば、皮がぴりと小さく鳴り、皮の噛み応えがひらりと神経を触る果てには、やはりパンのような洋食風情を感じた。

その後、粒餡がざらりとした感触を朧気に舌に乗せ、軽やかな甘味と共に、豆の皮がうっすらと張り付いては後に残るようだった。ごろんとした粒餡の趣が強調されているので、小豆の形を感じたい粒餡好きにはおすすめかもしれない。

最後は、餡に含まれた甘い香りが渇いた感じで奥を通り、そして鼻からするりと宙へ抜けていくような気配も見せた。

突出したものは無いけれど、控えた甘さなのでこれはかなり食べやすい。

くりあん

くりあんは表面に香る甘味に角が無く、栗の淡い苦さが丸みを畳み込んでいるような感じがした。

中には薄黄色掛かった白い栗がでっぷりと入っていて、秋の風情がそっと表れている。

噛んでみると、柔らかく擦り潰れる栗の中に、小さな固形の姿がこつりとあった。

思った以上に濃厚な甘味が舌にやってきて、全体が滑らかなミルクで覆われるかのよう。それでいていじめる様な角も無く丸いので食べやすい。この感じが中々うまい!と正直に思った。

しっかりとした甘さの輪郭が口の中で太く長く残って、それが鼻にすうと入っては、多く居座るような感じの温泉饅頭。

くるみあん

くるみあんは所々に香ばしさを思わせる黒さがぽつぽつとあって、触る指は強くしっとりとしていた。

噛めばくるみがぷつりと頭に鳴って、しゃりしゃりとした、りんごのような片鱗を耳に打った。

焼け焦げた香りが遠くから軽く近寄って来ては、しっかりとした甘みに優しく寄り添って、噛み終わ頃にそれが鼻全体に広く返っていたので、随分香りの良い物だと思えた。

くるみ自体は柔らかく、さらりとした舌触りはじわじわと溶けて行くようなチョコレートの風情。

上品な触感と香りが同時に味わえるので、草津温泉で食べ歩くなら、このように意表を突くのが一個くらいあると嬉しいかも。

よもぎこしあん

よもぎこしあんはやはり香りに特徴があって、外から嗅いだ時には緑の装いが鼻に残った。目を閉じると草木がひらりと瞼の裏に浮かぶようで、風流な温泉饅頭。とも言える。

皮の肌はぱりっと張っているような触り心地。なので二つに割る際の手ごたえも一番に感じられた。

ぱくりと噛みつくとよもぎのよそよそしさと、餡の親しみが綺麗に口の中で二つに分かれて香る。

対局に鎮座して左右に違う趣をおもしろく感じられる饅頭で、その性質からか、餡の甘味も一番に引き立っていると思われた。

舌に渋くしわりと絡みついては、一呼吸後に甘く絡みつき、薄い衣を舌全体に被せる。そんな感じ。

田島屋の餡の出来栄えを深く見たい人はよもぎこしあんを食べると分かり易いかもしれません。

存在感が強く、よもぎで好き嫌いはあるかもだけど、試すにはおもしろいと思える温泉饅頭だった。

ちなみにはね出し饅頭も味は治太郎まんじゅうと全く同じで普通に食べれた。

姿形がいびつで、餡が飛び出たり、饅頭の皮が固まりきらず一部てろてろとしているのですが、よっぽど神経質で気になる人意外は食べれるんじゃなかろうか。

節約しつつもふとっぱらな温泉饅頭を楽しみたい人はどうぞお試しあれ。

お土産客用の駐車場は無いけれど、草津温泉街のほぼ中心に位置しているので立地は良し。

できたてほやほやでは無かったけれど、種類豊富なので、複数人で試せばより暖かく楽しめそう。

消費期限は製造日含め5日、他のお店よりちょっと長かったです。

余談:治太郎まんじゅうの治太郎とは、先代の社長の名前だそう。

店舗情報含むまとめ

という事で今回は田島屋にある温泉饅頭の味を詳しく書いてみました。

田島屋の温泉饅頭は安いのでお財布にも優しく、ばら売りで試しやすいのは温泉旅行の遊びの一つとしてはとても嬉しい物。

しかも種類が多いので、一ヶ所で済ませたいとか、色んな温泉饅頭を楽しみたい!と言うならここ以外無いと僕は思います。と言うか、食べ歩きを目的にした草津旅行なら田島屋を入れたほうが賑やかでおもしろい。

食べ物なので好き嫌いや好みがありますが、和菓子は大抵の人が好んで食べる物なので大きな外れもないし、何よりハッキリ言って意外と良い味出していたと思います。

そんな感じで草津に来たら、大人も子供も簡単に幸せになれる食べ歩きを、のんびりとした温泉街の中心で楽しみましょう。

【田島屋旅館(温泉旅館・和菓子店)】

住所 群馬県吾妻郡草津町45(湯畑から徒歩3分、バスターミナルに向かう坂の左手)
営業時間 8~18時
電話番号 0279-88-3392
駐車場 なし(草津パーキングが近くて安い)
定休日 木曜日
公式サイト 草津温泉 田島屋旅館
食べ歩き出来る物 温泉まんじゅう各100円 はね出しは50円(クレジットカード・ペイペイ使用可)
備考 温泉饅頭は計5種類(治太郎まんじゅう・くりあん・くるみあん・よもぎこしあん・はね出し)
その他お土産用の、佃煮、熊笹茶、一味・七味などがあり。

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