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青根温泉湯元不忘閣【宮城】伊達政宗ゆかりの歴史ある温泉宿

こんにちは、温泉町在住の公太です(^-^)

伊達政宗ゆかりの歴史ある温泉宿、青根温泉湯元不忘閣に行ってきました。
この記事では、その魅力と特徴に迫ります。

青根温泉

青根温泉は、日本の宮城県にあるとっても素敵な温泉地
場所は蔵王連峰の東側にあり、標高500メートルの高い場所に広がっています。

実際行った現地もとっても静か。落ち着いた場所でした。

実は、青根温泉はとても古い歴史を持っています。

開湯は1528年
500年以上もの間、たくさんの人々がこの温泉を楽しんできたそうです。

青根温泉は、伊達藩のお偉いさんたちもよく利用しており
「伊達藩ゆかりの温泉」としても知られているんだとか。

青根温泉の名前の由来は、昔、アオヌキの木の下からお湯がわき出ていたそうで、
そのお湯が湧き出る場所を「青根温泉」、と呼ぶようになったようです。

青根温泉には自然がたくさん。
蔵王山の麓に位置しているから、周りは緑に囲まれています。

のんびりと過ごしたり、心地よい休息を楽しむのにぴったりの場所です。

由緒正しい不忘閣の歴史

趣ある木造旅館

湯元不忘閣は、青根温泉にある歴史ある温泉宿です。
開湯は1528年であり、490年以上の歴史を誇っています。

明治時代の1907年に建てられた本館をはじめ、本館以外にも離れや御殿棟(青根御殿)、
文庫蔵、座敷蔵、穀倉、門など、計7つの建物が存在します。

これらの建物は国の有形登録文化財に指定、その歴史的な価値が認められています。

日本秘湯を守る会文字が掛かれた提灯

また、湯元不忘閣は日本秘湯を守る会の会員でもあり、伝統的な
温泉文化の継承に努めています。

登録有形文化財の木造建築物

湯元不忘閣は、伊達政宗公が滞在した温泉宿としても知られています。

伊達政宗公は戦国時代から江戸時代初期にかけての武将であり、仙台藩の初代藩主です。
彼は戦乱の世を生き抜き、多くの功績を残しました。

湯元不忘閣に滞在した際、政宗公は感激と喜びから、「不忘」と名付けました。
その名前が温泉宿の名前となり、湯元不忘閣の由来となりました。

湯元不忘閣は、芥川龍之介や山本周五郎、与謝野鉄幹・晶子夫妻など、
多くの文豪も宿泊したことで知られています。

文豪たちは湯元不忘閣の風景や温泉の泉質を愛し、作品の創作
にも影響を受けたとされています。

湯元不忘閣の建物は、「日本の伝統的な建築を次世代へ」というコンセプトのもと、
風景と調和した美しい造りとなっています。

中庭からは穏やかな光が差し込み、流れ山水を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

客室と施設

風情を感じる木造温泉旅館の廊下

湯元不忘閣には、本館、不忘庵、西別館という複数の建物が棟続きになっています。
客室は西別館と不忘庵に14部屋しかありませんので、限られた部屋数となっています。

今回は西館の角部屋、伊勢に泊まりました

庭園の見える10畳の客室

西別館の客室は全て広さ10畳で、広縁が付いています。

広縁からは青根御殿を含む美しい景色を望むことができ、
ゆったりとした時間を過ごすことができます。

また、西別館は階段を登らなくてもアクセスでき、食事処や浴場へのアクセスも便利な立地。
そのため、西別館の客室は人気のお部屋となっています。

トイレ・洗面付き

西別館は客室数が限られているため、予約が取れるのが難しい...
という点に留意しましょう。

一方、不忘庵は西別館の奥に位置しており、山の斜面に沿って形成された
90段の階段の先にある棟です。

部屋の広さは西別館と同じく10畳。
階段の上り下りつらいと感じる人は西別館を選ぶことをおすすめします!!

また、湯元不忘閣には不忘閣御殿棟(青根御殿)と呼ばれる建物もあります。

ここはかつて伊達家の宿泊棟として使用されていたとされていますが、現在
宿泊には利用されていません。

ただし、この棟では伊達政宗が実際に使用した愛用の品や直筆の手紙など、
伊達家ゆかりの品々が多数展示されています。

歴史的な価値の高い展示物を見ることができるので、
歴史に興味のある方にとっては魅力的な場所となっています。

温泉とお風呂

不忘閣には5種類のお風呂、男女入替も考えると計6つの浴槽があります。

  • 御殿湯(男女別・男女入替制内風呂)
  • 大湯(男女入替制内風呂)
  • 蔵湯(貸切)
  • 亥之輔の湯(いのすけ)貸切
  • 新湯(男女入替制内風呂)


時間によって男女入替の浴場が何個かあり、少し複雑。
詳しくは以下の通りです。

①御殿湯

御殿湯は男女入替制の男女別内風呂。
大小2つの浴槽があります。

御殿湯(大)は最初男性専用で、8時から20時まで利用することができます。

一方、御殿湯(小)はチェックイン時、女性専用~
女性の方は8時から20時までの時間帯に小を利用可能です。

②大湯 金泉堂

大湯 金泉堂、こちらも男女入れ替え制の内風呂。

ただ御殿湯と違ってお風呂は一つのみ。
そのため時間帯によって男女使える時間が異なります。

不忘閣を代表するお風呂の一つ。
抜群の風情です

脱衣場とお風呂が一体になったお風呂はまさに昔ながらの湯小屋。
横に長く、伸び伸びとした解放感があります。

ライトアップが薄ぼんやりとした湯煙を強調、
ゆらゆらと動く湯気に温かさを感じられます。

すばらしい浴場です。

女性は8時から20時まで、男性は20時から翌朝8時まで利用可能。

③蔵湯(貸切)

登録有形文化財の蔵湯。
その名の通り蔵をそのままお風呂場にしています。

高い天井にうす暗い浴室。ライトアップされた湯壺が綺麗に浮かびます。

素晴らしい解放感の貸切。
不忘閣で一番贅沢なお風呂と言えます。

④亥之輔の湯(貸切)

亥之輔の湯は半露天の貸切風呂
外からの風が心地良く、のんびりと入れるプライベート空間です。

格子から差し込む陽の光が美しく、周りの囲いも温もりある木造。
自然の恵みにタップリと癒されます。

現地に行くと感じられますがアプローチが低くユニーク。
忍者のような気分も味わえました(゜-゜)

蔵湯これらの2つの貸切風呂は1組ずつ利用することができ無料。
プライベートな空間で温泉を満喫することができます。

新湯というお風呂は積雪による損傷のため現在は使用できません(2023.6)

不忘閣の温泉は、新名号の湯、花房の湯、山の湯源泉、蔵王の湯、大湯
の5つの泉質を混合した単純温泉。

pHは7.4で中性に近く、さらっとした味わいを堪能することができます。
泉温は49.8度、100%源泉掛け流しとなっています。

洗い場があるのは御殿湯のみ。
日帰りはやっていません×

食事について

食事は優しい郷土料理がメイン。
地元の食材、地産名産品を多く使っていて味覚にやさしいです。

中には繊細な味付けの物もあり、見た目とのバランスもとれています。

見て楽しみ、食べて楽しむ。おいしい料理でした。

朝ごはんの量が丁度良いのがGOOD!
腹七分くらい。若干回り切れてなかった温泉も食後に楽しめました!

朝9時〜 女将さんによる青荷御殿歴史ツアー(無料)あり
8:50ロビー集合~

みんなの口コミ

不忘閣の口コミ評価は2023年7月現在でじゃらん★3.9
楽天★4.5です。

夕食・お風呂の高評価が目立ちます。

不満はやはり、不忘庵(客室)への階段が苦行みたいですネ(^^;

客層は年配夫婦がほとんど
若者1:年配9の割合。落ち着いてました。

宿泊予約と料金

気になる料金ですが今回は電話にて直接予約。
19,400円/一人(6/18 日曜)でした

※西別館 伊勢(10畳)

ちなみに一人宿泊OK!
二食付きプランのみです。

秘湯を守る会加盟宿なので、秘湯HP直接予約をすれば
スタンプがもらえます。

まとめ

今回お風呂が超忙しかったです。
楽しかったけど疲れましたw

でも総合的にコスパ良き。
風情あるお風呂が5種類も付いているのに安いと思えました。

2、3回行った時がきっと1番楽しい。落ち着いた頃、本当の良さが見える...
そんな気分にさせてくれる宿でした(●´ω`●)

風情タップリの不忘閣。
心動かされる一泊二日でした!!

青根温泉 湯元不忘閣
  • 宮城県柴田郡川崎町青根温泉1の1
  • 0224-87-2011
  • チェックIN OUT 15〜10時
    (初めての人はフライング気味に入るのがオススメ!)風呂が忙しいです。

【Access】
・🚙宮城川崎ICから約10㎞
・🚃🚌白石蔵王駅から宮城交通バス遠刈田温泉行きで終点下車(そこから電話にて送迎?要確認です)